ソフトバンク回線を使用した格安SIMを提供するMVNOサービス比較

softbankmvno

MVNOの格安SIMサービスが登場して以降、ソフトバンク回線を使用した格安SIMはありませんでした。ソフトバンクの端末でMVNOの格安SIMを使用するにはSIMロックを解除して、ドコモ回線を使用した格安SIMを使用する以外の方法はなかったのです。ソフトバンク端末は、ドコモのFOMAプラスエリアには非対応というデメリットもありました。

しかし、この状況は一変しました。2017年、格安SIMのパイオニアである日本通信がソフトバンクと相互接続協定を締結したことで、ソフトバンク回線を使用した格安SIMサービスが実現したのです。つまり、ソフトバンク端末をSIMロック解除しなくてもソフトバンク回線の格安SIMを使用する道が開けたのです。

2017年3月22日、日本通信がソフトバンク回線を使用したデータ通信専用の格安SIM「b-mobile S」の提供を開始。U-NEXTもMVNOブランド「U-mobile」でソフトバンク回線を使用したデータ通信専用の格安SIM「U-mobile S」を、スマートモバイルコミュニケーションズもMVNOブランド「スマモバ」でソフトバンク回線を使用した格安SIM「スマモバ(S)」の提供を開始しています。

日本通信は、2017年8月16日より、ソフトバンク回線を使用した音声通話SIM「b-mobile S 音声通話SIM」の提供を開始したことで、音声通話にも対応しました。また、1GBと7GBの2種類のプリペイドSIM「b-mobile S データ専用プリペイドSIM」も販売しています。

ソフトバンク回線を使用した格安SIMは、iPhone 5以降のソフトバンク版iPhoneシリーズと、ソフトバンク版iPad(第一世代)以降のiPadシリーズで使用できます。

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  • b-mobile S

「b-mobile S」の料金プラン

日本通信自身が提供するソフトバンク回線を使用した格安SIM「b-mobile S」では、音声通話SIMと、データ通信専用の「開幕SIM」、データ専用プリペイドSIMの3種類の格安SIMを提供しています。

ソフトバンク回線を使用した「b-mobile S」の音声通話SIMは、1GB~5GBまで使用したデータ量に応じて料金が課金される従量制のプランを提供しています。開幕SIMは1GB、3GB、7GB、30GBの4つのプランから選ぶことができます。プリペイドSIMは、有効期間が15日間の1GBプランと、25日間の7GBプランを提供しています。

b-mobile S 音声通話SIMの料金
回線 ソフトバンク
月額基本料 1GBまで 2,450円
2GBまで 2,800円
3GBまで 3,150円
4GBまで 3,500円
5GBまで 3,850円
通信速度 5GB超過後は最大200kbps
追加チャージ
データ繰り越し
通話料 5分間の国内通話はかけ放題。5分経過後は10円/30秒
(b-mobile電話アプリ以外から発信した場合は20円/30秒)
SMS送信料 1通あたり3円~30円
テザリング
SIMサイズ nanoSIM
最低利用期間 ナシ
MNP転入
パッケージ料金 3,000円
支払い方法 クレジットカード
(口座振替・コンビニ払いには非対応)
音声通話オプション 留守番電話 500円
割込み通話 200円
グループ通話 200円
ナンバーブロック 100円
転送電話 無料

ソフトバンク回線の格安SIM「b-mobile S」の音声通話SIMには、5分かけ放題の無料通話が付いています。専用アプリ「b-mobile電話」から発信することで5分以内の国内通話が無料になります。5分経過後でも通常の半額の10円/30秒で通話できます。通話定額が必要ない方は「通話5分かけ放題」だけを解約することができます。

1ヶ月のデータ通信量が5GBを超えると、月末まで通信速度が200kbpsに制限されます。200kbpsの低速通信時でも直近3日間の通信量の合計が360MBを超えると速度が制限される場合があります。また、200kbps通信時は通信の最適化が行われ、画像は圧縮されます。

2年縛りが前提のソフトバンクと違い、「b-mobile S」の音声通話SIMには、最低利用期間は設定されていません。好きな時に解約でき解約金も発生しません。


b-mobile S 開幕SIM(データ専用)の料金
データ容量 月額料金
1GB 880円
3GB 1,580円
7GB 2,980円
30GB 4,980円
回線 ソフトバンク
通信速度 最大データ量を使い切った場合は最大200kbps
追加チャージ
データ繰り越し
SIMサイズ nanoSIM/microSIM
SMS
テザリング
パッケージ料金 3,000円
最低利用期間 ナシ
支払い方法 クレジットカード(口座振替・コンビニ払いには非対応)

ソフトバンク回線を使用した格安SIM「b-mobile S 開幕SIM」はデータ通信専用のSIMカードです。ソフトバンクのデータ定額サービスとウェブ使用料は、1GBで3,200円、3GBで3,800円、30GBで8,300円。b-mobile S 開幕SIMにすると約40%~最大73%割引になる計算です。

b-mobile S 開幕SIMは、SMSには対応していません。


b-mobile S データ専用プリペイドSIMの料金
プラン 1GB15days 7GB25days
SIMパッケージ料金 980円 2,980円
有効期間 15日間 25日間
チャージ料金 630円(1GB/15日) 2,880円(7GB/25日)
回線 ソフトバンク
SIMサイズ nanoSIM/microSIM
オートチャージ

ソフトバンク回線を使用した「b-mobile S」のデータ専用プリペイドSIMは1GB(有効期間15日)と7GB(有効期間25日)の2種類の格安SIMを提供しています。SIMパッケージ料金は1GBで980円、7GBで2,980円になります。SIMパッケージ以外の手数料は無料、契約不要で使うことができます。

チャージにも対応しており、サービス終了後2日以内でしたらチャージして継続利用できます。チャージ料金は1GBで630円、7GBで2,880円になります。オートチャージにも対応しているので、データ残量がゼロになった時、有効期間が終了すると自動でチャージされます。


「b-mobile S」対応機種

「b-mobile S」は、ソフトバンクのiPhoneとiPadで使用できる格安SIMです。iPhoneはiPhone 5以降のモデル、iPadはiPad (第1世代)以降のモデルで使用できます。ソフトバンクのAndroid端末では使用できません。

SIM種別 対応機種 SIMサイズ
ソフトバンク版iPhone iPhone 5/iPhone 5c/iPhone 5s/
iPhone 6/iPhone 6 Plus/
iPhone 6s/iPhone 6s Plus/
iPhone SE/
iPhone 7/iPhone 7 Plus/
iPhone 8/iPhone 8 Plus/
nanoSIM
ソフトバンク版iPad
(Wi-Fi+Cellularモデル)
iPad Proシリーズ
iPad Airシリーズ
iPad miniシリーズ
nanoSIM
iPadシリーズ(初代~第4世代) microSIM

  • U-mobile S

U-mobile Sは、U-NEXTのMVNOブランド「U-mobile」が提供するソフトバンク系の格安SIMです。料金プランと対応機種は日本通信の「b-mobile S 開幕SIM」と同じです。b-mobile S 開幕SIMと違うのは初期費用。登録事務手数料3,000円に加えてSIM発行手数料384円がかかります。

データ容量 月額料金
1GB 880円
3GB 1,580円
7GB 2,980円
30GB 4,980円

ソフトバンク回線を使用した格安SIM「U-mobile S」は、規定の高速データ通信量を使い切るまでは通信制限はありません。既定の高速データ通信量を超過した場合は、月末まで送受信最大200Kbpsに制限されます。また、最低利用期間もないので好きな時に解約できます。

  • ヤマダファミリーモバイル

ヤマダファミリーモバイルは、U-NEXTとヤマダ電機の合弁会社、Y.U-mobileのMVNOブランドです。日本通信がMVNE(仮想移動体サービス提供者)となって回線を提供します。

  • スマモバ(S)

スマモバ(S)は、スマートモバイルコミュニケーションズのMVNOブランドです。ソフトバンク回線を使用した格安SIM「スマモバ(S)プラン」は、他社と比べると割高になります。

データ容量 月額料金
iPhone専用SIM iPad専用SIM
1GB 1,580円
3GB 2,480円
7GB 3,980円
30GB 5,480円

ソフトバンク回線を使用した「スマモバ(S)」の格安SIMは、nanoSIMとmicroSIMを提供しています。ソフトバンク版iPhone専用の格安SIMは、microSIMサイズがiPhone 4sとiPhone 4で、nanoSIMサイズの格安SIMがiPhone 6とiPhone 6Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5で使用できます。ソフトバンク版iPad専用の格安SIMは、microSIMサイズがiPad(第1世代)とiPad 2、iPad(第3世代)、iPad Retinaディスプレイモデルで、nanoSIMサイズの格安SIMがiPad Air 2、iPad mini 3、iPad Air、iPad mini 2、iPad miniで使用できます。

SIM種別 対応機種 SIMサイズ
iPhone専用SIMカード(データ専用) iPhone 6
iPhone 6Plus
iPhone 5s
iPhone 5c
iPhone 5
nanoSIM
iPhone 4s
iPhone 4
microSIM
iPad専用SIMカード(データ専用) iPad Air 2
iPad Air
iPad mini 3
iPad mini 2
iPad mini
nanoSIM
iPad Retinaディスプレイモデル
iPad(第3世代)
iPad 2
iPad(第1世代)
microSIM

動画再生やファイル交換で大量の通信を利用した場合、帯域制限が実施される場合があります。また、規定のデータ通信量(GB)を超過した場合は、末日まで通信速度が送受信最大200kbpsに制限されます。

なお、スマモバ(S)の格安SIMには24ヵ月の最低利用期間が設定されています。24ヵ月以内に解約した場合、解約手数料9,800円が発生するのでご注意ください。また、プラン変更した場合もプラン変更手数料3,000円がかかります。

ソフトバンク回線を使用した格安SIMのデメリット

音声通話SIMの提供はナシ

提供されるのはデータ専用SIMのみです。音声通話を利用したい場合は、IP電話アプリ等を使用する必要があります。2017年8月16日より、b-mobile Sで音声通話SIMの提供が開始されています。

ドコモ系格安SIMより料金が割高

ソフトバンク系MVNOの月額料金はドコモ回線を使用したMVNOの格安SIMと比べると割高になります。これは、ソフトバンクがMVNOに卸している接続料がドコモよりも高額に設定されていることが原因だと思われます。U-mobileの場合、U-mobile Sの3GBプランは月額1,580円なので、ドコモ回線を使用した月額900円の3GBプラン「データ専用 ダブルフィックス」よりも600円高くなります。

SMSに非対応

データ専用SIMは、SMSオプションに対応していないので、SMSを利用することができません。b-mobile S音声通話SIMは、SMSにも対応しています。

テザリング非対応

ソフトバンク系MVNOの格安SIMをソフトバンク版iPhone/iPadで使用した場合、テザリング機能は利用できません。

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