SIMロック解除したキャリア端末はMVNOの格安SIMを使えるのか?

総務省による「SIMロック解除に関するガイドライン」の改正によって、2015年5月より「SIMロック解除の義務化」が始まる。携帯事業者は、原則として自社が販売した全ての端末についてSIMロック解除に応じなければならない。

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2015年4月22日、NTTドコモとKDDIがSIMロック解除手続き方法の変更を発表した。

両社とも、5月1日以降に発売される機種には、発売から180日間は、SIMロックが解除できない解除制限期間が設けられる。Webサイトで解除を申し込んだ場合は、手数料が無料になるが、ショップで申し込んだ場合は3,000円の手数料が必要になる。

携帯各社のSIMロック解除概要
NTTドコモ KDDI
2015年5月1日以降に発売された機種
対象機種 SIMロック解除を申込んだ本人が購入したドコモ端末 auが販売した端末
受付方法 Webサイト
電話
ドコモショップ
Webサイト
auショップ
(回線契約がない場合はauショップのみ)
手数料 Webサイト:無料
電話・ドコモショップ:3,000円
Webサイト:無料
auショップ:3,000円
解除制限期間 機種購入日から6ヶ月
2015年5月1日以前に発売された機種
受付方法 ドコモショップ 対象外
手数料 Webサイト:無料
電話・ドコモショップ:3,000円
解除制限期間 なし
その他 ドコモ ケータイ」「Xiデータ通信専用端末」などの一部機種はドコモショップのみ受付。手数料は無料。

2015年5月以降に発売される機種は、両社で対象機種が異なる。ドコモは、SIMロック解除を申込んだ本人が購入した端末のみを受付、本人以外が購入した中古端末などは対象外になる。KDDIは、auが販売した端末は中古でも受け付ける。また、ドコモのみ電話での受付にも対応する。

2015年5月以前に発売された機種でも両社の対応が異なる。NTTドコモでは、ドコモショップのみで受付け、解除制限期間も設けていない。KDDIでは、これまでSIMロック解除に対応してこなかったので、2015年5月以前に発売された機種は、SIMロック解除には応じない。

なお、2015年4月に発売された「Samsung Galaxy S6 edge」のau版(SCV31)には、180日の解除制限期間が設けられている。

SIMロック解除した端末はMVNOのSIMを使えるのか?

SIMロック解除したキャリア端末は、MVNOの格安SIMを使うことができる。ただ、MNO(移動体通信事業者)の違いによって使えない機能がある。

NTTドコモ端末
  • ドコモ系の格安SIMは、SIMロック解除の必要なく使えるが、解除した場合でも使用できる。
  • KDDI系の格安SIMは、3Gの通信方式がドコモと異なるので通話はできない。LTEは、端末がKDDIの周波数をサポートしていればデータ通信が利用できる可能性がある。
  • ソフトバンクモバイルのSIMは、通信方式が同じなので通話もデータ通信も理論的には利用できるが、実機で検証してみなければわからない。
au端末
  • KDDI系の格安SIMは、SIMロック解除しても、しなくても使える。
  • ドコモ系の格安SIMとソフトバンクモバイルのSIMは、3Gの通信方式がKDDIと異なるので通話はできない。LTEは、端末がドコモ、もしくはソフトバンクモバイルの周波数帯をサポートしていればデータ通信が利用できる可能性がある。
ソフトバンクモバイルの対応

ソフトバンクモバイルは、現時点でSIMロック解除の方法を発表していないが、2015年5月以降に発売する端末の発売前には発表する予定だ。

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