MVNOの格安SIMが使えるSIMフリーモバイルルーター

MVNOの格安SIMの登場によって、SIMフリーのモバイルルーターを使ってインターネット接続をするユーザーが増えている。SIMフリーのモバイルルーターの種類や特徴、メリットとデメリットを考えてみる。

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AtermMR03LN

AtermMR03LN

AtermMR03LNは、NECプラットフォームズのSIMフリーのモバイルルーター。最大の特長がBluetoothテザリングに対応していること。消費電力の少ないBluetoothテザリングを使用することで、最大約24時間の連続使用が可能になる。

無線LANでも電波干渉が少なく最大433Mbpsの高速通信が可能なIEEE 802.11ac(5GHz帯)をサポート。ドコモのクアッドバンドLTEもサポートしているので、全国のドコモLTEエリアで使用することができる。また、GSMもサポートしているので、海外でも使用できる。

AtermMR03LNは、今回紹介した機種の中で唯一専用クレードルをオプションで用意している。1000Mbpsの高速通信をサポートした有線LANポートが搭載されているので、充電しながらホームルーターとして使用することができる。

SIMカードスロットは、microSIMサイズ。MVNOでは、「ぷららモバイルLTE」「OCN モバイル ONE」「BIGLOBE LTE・3G」「楽天モバイル」が販売している。

AtermMR03LNのスペック
通信方式 LTE B1/B3/B19/B21
HSPA+/HSPA B1/B5/B6/B9/B19
W-CDMA B1/B5/B6/B9/B19
GSM 850, 900, 1800, 1900MHz
最大通信速度 LTE 下り150Mbps、上り50Mbps
HSPA+/HSPA 下り14Mbps、上り5.7Mbps
W-CDMA 384kbps
GSM 21.4kbps
無線LAN
(周波数帯/伝送速度)
IEEE802.11ac 5GHz帯、2.4GHz帯/最大433Mbps
IEEE802.11n 5GHz帯、2.4GHz帯/最大300Mbps
IEEE802.11a 5GHz帯/最大54Mbps
IEEE802.11b 2.4GHz帯/最大11Mbps
IEEE802.11g 2.4GHz帯/最大54Mbps
Bluetooth
(周波数帯/伝送速度)
2.4GHz帯/最大3Mbps
SIMカードスロット microSIM
連続待受時間 休止状態:約250時間
休止状態(リモート起動停止時):約1,000時間
ウェイティング時:約30時間
連続通信時間 Wi-Fiテザリング時:約12時間
Bluetoothテザリング時:約24時間
充電時間 約3.5時間
バッテリー容量 2,300mAh
サイズ/重量 約64(W)×111(D) ×11(H)mm/105g

FS020W

FS020W

FS020Wは、富士ソフト製のSIMフリーモバイルルーター。ドコモのクアッドバンドLTE(800、1500、1700、2000MHz帯)に対応し、IEEE802.11nの5GHz帯の無線LANをサポートしている。連続通信時間は10時間で、Bluetoothテザリングには対応していない。SIMカードスロットが標準SIM対応なので、スマートフォンのSIMを差し替えて使うことができないのが難点だ。

MVNOでは「ぷららモバイルLTE」と「So-net モバイル LTE」が販売している。

+F FS020Wのスペック
対応バンド LTE B1/B3/B19/B21
3G B1/B5/B19
最大通信速度 LTE 下り150Mbps、上り50Mbps
3G 下り14Mbps、上り5.7Mbps
無線LAN IEEE802.11b/g/n
(2.4GHz/5GHz)
Bluetooth
SIMカードスロット 標準SIM
連続待受時間 無線LANオフ時:約340時間
連続通信時間 約10時間
充電時間 約3.5時間
バッテリー容量 2,970mAh
サイズ/重量 約70.5(W)×70.5(D) ×16.6(H)mm/117g

b-mobile4G WiFi3

b-mobile4G WiFi3

b-mobile4G WiFi3は、日本通信のb-mobileブランドのモバイルルーター。LTEのサポートは3バンドでLTE Category3までの対応になるため、下りの通信速度は最大100Mbpsまでとなる。LTE接続時の連続通信が7時間と短いのもデメリットになる。

b-mobile4G WiFi3のスペック
対応バンド LTE B1/B19/B21
3G B1/B19
最大通信速度 LTE 下り100Mbps、上り50Mbps
3G 下り7.2Mbps、上り5.7Mbps
無線LAN IEEE802.11b/g/n
Bluetooth
SIMカードスロット microSIM
連続待受時間 約150時間
連続通信時間 LTE:約7時間、3G:約8時間
充電時間 約3.5時間
バッテリー容量 2,100mAh
サイズ/重量 約79(W)×89(D) ×17(H)mm/90g

freetel ARIA

freetel ARIA

freetel ARIAは、格安SIMとSIMフリースマートフォンを製造・販売しているフリーテルのモバイルルーター。LTEは3バンドのみの対応で、下り最大100MbpsのLTE Category3をサポートしている。バッテリー容量が3000mAhの割には連続通信時間が8時間と短い。SIMカードスロットが標準SIMサイズなので、スマホのSIMを差し替えて使うこともできない。

freetel ARIAのスペック
対応バンド LTE B1/B19/B21
3G B1/B19
通信方式 LTE 下り100Mbps、上り50Mbps
HSPA+ 下り42Mbps、上り11Mbps
HSDPA/HSUPA 下り14Mbps、上り5.7Mbps
W-CDMA 384kbps
無線LAN IEEE802.11b/g/n
Bluetooth
SIMカードスロット 標準SIM
連続待受時間 約340時間
連続通信時間 LTE:約8時間、3G:約11時間
バッテリー容量 3,000mAh
サイズ/重量 約70(W)×71(D) ×17.5(H)mm/112g

モバイルルーターのメリット
通信費を削減できる

固定回線と、スマートフォンのパケット通信を一本化することで、通信費を大幅に削減することができる。

複数のWi-Fi機器と接続できる

モバイルルーターは、10台以上のWi-Fi機器と同時接続できる。モバイルルーター1台でスマートフォンやタブレット、PC、ゲーム機など様々な機器を使うことができるのだ。

回線工事が不要

固定通信のような回線工事の必要がない。SIMカードを挿入してAPN設定を行うだけで通信が可能になる。

モバイルルーターのデメリット
通信容量に制限がある

MVNOの格安SIMは、固定回線のように容量無制限のプランが少ない。MNOのプランも従量制が基本になる。

通信容量が無制限のプランを提供しているMVNO

時間帯によって通信速度が遅くなる

トラフィックが集中する昼12時~13時の時間帯は、通信速度が大幅に低下する可能性がある。

バッテリーが切れると通信できない

モバイルルーターはバッテリーで駆動するので、バッテリーを完全に消費すると通信ができなくなる。

SIMフリーモバイルルーターはAtermMR03LNの1強

主なSIMフリーのモバイルルーターは上記の4機種になるが、おすすめは「AtermMR03LN」。理由は、「LTE UE カテゴリー4」「Bluetoothテザリング」「IEEE 802.11ac」に対応しているから。

LTE UE カテゴリー4

「LTE UE カテゴリー4」に対応しているので、下り最大150Mbpsの高速通信が可能になる。「FS020W」もカテゴリー4をサポートしている。「b-mobile4G WiFi3」「freetel ARIA」の2機種は、カテゴリー3対応なので、通信速度は下り最大100Mbpsに下がってしまう。

Bluetoothテザリング

Bluetoothテザリングは、Wi-Fiテザリングに比べて消費電力が少ないのが特長。Bluetoothテザリングに対応することで、最大24時間の連続通信を実現した。また、Wi-Fiテザリング時でも4機種中最長の最大12時間の連続通信が可能だ。

IEEE 802.11ac
IEEE 802.11acをサポートしていることで、最大433Mbpsのデータ通信が可能になる。さらに、電波干渉が少ない5GHz帯を使用しているので通信が安定する。2.4GHz帯は、Wi-Fi以外にも電子レンジ、コードレス電話、Bluetoothなど様々な用途で使われているので、電波干渉が起きると速度が低下する恐れがある。

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