格安SIMの選び方(通信速度編)

MNOによって変わる通信速度

格安SIM(MVNO)の通信速度は、通信回線を借り受けているMNOのネットワークによって変わってくる。

LTEは、使用している周波数帯の帯域幅で通信速度が決まる。5MHz幅で下り最大37.5MHz、10Hz幅で75Mbps、15MHz幅で112.5Mbps、20MHz幅で150Mbpsになる。

ドコモ系のMVNOの場合、20MHz幅を使用したLTEのカテゴリー4に対応している1.7GHz帯(東名阪)では、理論上の通信速度は下り最大150Mbs。15MHz幅(カテゴリー3)の1.5GHz帯(地方)と2GHz帯(メイン)は112.5Mbps、10MHz幅の800MHz帯(山間部)と700MHz帯は75Mbpsとなる。

KDDI系のMVNOの場合、10MHz幅を使用し2GHz帯と800MHz帯のキャリアアグリゲーションに対応したエリアで下り最大150Mbs、2GHz帯で100Mbps、10MHz幅の800MHz帯(人口カバー率99%)と1.5GHz帯で75Mbpsとなる。

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料金プランによって変わる通信速度

MVNOは、料金プランによって通信速度が異なる場合がある。ドコモ系のMVNOで、500円前後の格安料金で通信容量が無制限の場合、3Gネットワーク(FOMAハイスピードもしくは、FOMAエリア)を使用している。

3Gネットワークを使用している場合でもプランによって通信速度に差がある。「OCN モバイル ONE」の500kbpsコースや「TONE mobile」は500kbpsのスピードが出るのに対し、「ワイヤレスゲート」の480円プランやDTIの「ServersMan SIM LTE」は通信速度が250kbpsと半分のスピードしかでない。

同じLTEネットワークを使用していてもMVNOによって通信速度が変わる。ほとんどのプランの通信速度は下り最大150Mbpsになっているが、「ぷららモバイルLTE」の定額無制限プランは3Mbpsと50分の1の速度しか出ない仕様になっている。

MVNO各社で通信速度に差

MMD研究所の調査結果にもあるように、MVNO各社の通信速度には差がある。

MVNOは、MNOから通信回線を借り受けてサービスを提供している。ドコモ系のMVNOは、帯域毎秒10Mbごとに945,059円*の使用料をドコモに支払っている。

MVNOでは、ユーザー数の増加に伴い帯域を拡大するなどの通信設備の増強を行って通信品質を保っているが、設備増強が追い付いていないMVNOは、ユーザーが集中しているエリアで使用すると速度が極端に落ちてしまう。

MMD研究所の調査結果でも明らかなように、IIJ(IIJmio)やOCN(OCN モバイル ONE)のように、ISP(インターネットサービスプロバイダ)事業を通して通信サービスのノウハウを持っているMVNOは、安定した通信品質を保っている傾向がある。また、通信品質が安定しているMVNOがMVNEとして支援しているMVNOについても同じことが言える。

MVNOを選択する際は、メディアの調査結果や、SNSの評判、Amazonレビューの評価などを参考にするとよいだろう。

*「MVNO様向け卸携帯電話サービス概要のご説明資料」より

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