MVNO各社の直近3日間の通信速度制限

MVNOの格安SIMは、料金が安いというメリットがある反面、直近3日間の通信規制がMNOより厳しいというデメリットもある。通信規制を「確実に規制する」MVNOがある一方、「規制する場合がある」MVNOもある。また、通信規制を行わないMVNOも存在する。

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MNOでは、NTTドコモがXi契約での3日1GBの速度制限を2014年12月に撤廃。KDDIは、3日1GBを3日3GBに緩和している。ソフトバンクモバイルは、スマ放題プランのみ制限を撤廃、それ以外のプランでは3日1GBの帯域制限を設けている。

MVNOは、3日366MBの速度制限が一般的。MVNOや料金プランによって条件が異なっている。

MVNOの速度制限の有無
MVNO 規制基準 規制後の通信速度 制限方法
OCNモバイルONE 規制ナシ
ぷららモバイルLTE
mineo(Dプラン)
FREETEL SIM
BIGLOBE SIM ライトSプランと12ギガプランは規制ナシ
音声通話スタートプラン: 260MB/3日
エントリープラン: 600MB/3日
不明 制限する場合がある
LINEモバイル 規制ナシ
IIJmio(タイプD) 366MB/3日
(最大200kbpsの通信時)
不明 制限する場合がある
DMM mobile
NifMo 3GBプラン:650MB/3日
5GBプラン:1.1GB/3日
10GBプラン:2.2GB/3日
上り下り最大200kbps 確実に制限
楽天モバイル 3.1GBプラン:540MB/3日
5GBプラン:1GB/3日
10GBプラン:1.7GB/3日
上り下り最大200kbps 確実に制限
b-mobile 大容量ダウンロード・連続したストリーミング通信
(高速定額プランの場合)
不明 時間帯によって制限する場合がある
Wonderlink LTE LTE Iシリーズ:360MB/3日
LTE Fシリーズ:1GB/3日
不明 制限する場合がある
So-net モバイル LTE +Talk S2プラン: 360MB/3日
+Talk Lプラン: 360MB/1日
不明 確実に制限
UQ mobile 6GB/3日 不明 制限する場合がある
U-mobile 短期間での大容量データの送受信時 不明 制限する場合がある
2015年10月時点

直近3日間の速度制限のデメリット

仮に直近3日間で366MB以上使用すると、翌日にかけて通信速度が200kbpsに制限される格安SIMを契約した場合、以下のようなデメリットが起きる可能性がある。

動画が途中で停止してしまう

YouTubeなどの動画配信サイトで動画を視聴していると、動画が再生途中で止まってしまう可能性がある。

オンラインゲームのラグが酷くなる

オンラインゲームでラグ(遅延)が発生し、ゲームが全く動かなくなってしまう可能性がある。

Webページの表示に時間がかかる

Webページの読み込みに時間がかかり、表示されるまでに時間がかかってしまう可能性がある。

このように、速度制限に引っかかってしまうと丸一日通信速度が低下してしまうので、動画視聴やゲームなどができなくなってしまう可能性ががある。

確実に規制するMVNO

主要MVNOのうち、確実に通信速度を規制するのは「NifMo」「楽天モバイル」「So-net モバイル LTE」の3社。

NifMoは、3GBプランで3日間500MB以上、5GBプランで3日間800MB以上、10GBプランで3日間1.2GB以上を使用した場合、通信速度が最大200kbpsに制限される。直近3日間の通信量が各プランの上限を下回らない限り制限が解除されることがない。

楽天モバイルは、3.1GBプランで3日540MB、5GBプランで3日1GB、10GBプランで3日1.7GB以上使用すると、当日の23時59分まで通信速度を最大200kbpsに規制する。NifMoよりは条件が緩いが確実に規制される。

So-net モバイル LTEは、+Talk S2プランで3日間360MB以上、容量無制限の+Talk Lプランで1日360MB以上使用すると、当日の通信速度が制限される。規制適用後の通信速度は非公開。

低速通信時に規制するMVNO

IIJmio(タイプD)と、IIJがMVNEとして支援しているDMM mobileは、通信速度が200kbpsの低速時に3日間で366MB以上を使用すると速度を規制する場合がある。アプリで高速通信をオフにした時や、バンドルクーポンを使い切った時は、速度が規制される場合がある。

規制基準が不明瞭なMVNO

b-mobileU-mobileは、規制基準を公開していない。b-mobileの「高速定額プラン」は大容量ダウンロード・連続したストリーミング通信を行った場合、U-mobileは短期間での大容量データの送受信時に規制される場合がある。

データ消費量の多い動画の視聴やオンラインゲーム中心のユーザーは、規制される可能性が高いので注意が必要だ。

制限を設けていないMVNO

「ぷららモバイルLTE」「OCN モバイル ONE」「FREETEL SIM」「mineo」「BIGLOBE SIM(ライトSプランと12ギガプラン)」は、直近3日間の速度制限を行っていない。月間データ量の上限を超えない限り高速通信が使い放題になる。また、低速時でも速度が規制されることがない。低速通信でも遅延が少ないSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスを利用するユーザーは、通信規制を行っていないMVNOを使用するとよいだろう。

  • mineo(Dプラン)

ケイ・オプティコムがKDDI(au)とドコモのMVNOとして提供している格安SIMサービスmineo(マイネオ)は、auとドコモのマルチキャリアに対応しており、300種類のドコモ端末と100種類のau端末(au VoLTE端末はSIMロック解除が必要)をそのまま使えるのが最大の魅力。auプランとドコモプラン間でのパケットシェアや乗り換えにも対応している。

ドコモプラン(Dプラン)は、直近3日間の速度制限なしで利用できる。auプラン(Aプラン)は、3日間で6GBを使用すると速度が制限される。

家族間でのパケットシェアに加えて、余ったパケットを友人などに贈ることができる「パケットギフト」や、mineoのユーザーコミュニティサイト「マイネ王」の会員同士でパケットをシェアできる「フリータンク」などの独自サービスを提供している。また、「マイネ王」では、役立つ情報を提供した会員に1回10MBのパケットを贈ることができる「チップ」機能にも対応している。

mineoの料金プラン
プラン auプラン(Aプラン) ドコモプラン(Dプラン)
データSIM 500MB 700円
1GB 800円
3GB 900円
5GB 1,580円
10GB 2,520円
音声通話SIM +610円 +700円
SMS月額基本料 データSIM 無料 120円
音声通話SIM 無料
速度制限 3日間で6GB なし

mineo(Dプラン)では、500MB・1GB・3GB・5GB・10GBの全てのプランで3日間の速度制限がない。音声通話SIMは、auプランの方がドコモプランよりも90円安くなる。

SMSの月額基本料は、auプランがデータSIM・音声通話SIM共に無料なのに対して、ドコモプランでは、データSIMのみ120円かかる。

  • BIGLOBE SIM

ビッグローブがドコモのMVNOとして提供している格安SIM「BIGLOBE SIM」は、毎月6GBの高速通信が可能な「ライトSプラン」と12GBの「12ギガプラン」が3日間の速度制限なしで利用できる。1GBの「音声通話スタートプラン」は3日200MB以上、3GBの「エントリープラン」は、3日600MB以上の使用で通信速度が制限される。

BIGLOBE SIMは、公衆無線LANサービス「BIGLOBE Wi-Fi」を提供している。「ライトSプラン」もしくは、「12ギガプラン」を契約すると、MVNO最大級となる8万箇所のWi-Fiスポットを無料で利用することができる。

「BIGLOBE Wi-Fi」は、コンビニ(セブンイレブン・ローソン)、鉄道(JR主要駅・西武鉄道・東武鉄道・京王電鉄・京成電鉄など)、カフェ(プロント・タリーズ・上島珈琲店など)、ファストフード(マクドナルド・ロッテリア)、スーパー(イトーヨーカドーなど)、デパート(そごう・西武)、空港、スタジアム(千葉マリンスタジアム・楽天Koboスタジアム宮城)、図書館(都立中央図書館・都立多摩図書館)、病院(東京大学医学部附属病院・大阪大学医学部附属病院・京都大学医学部附属病院)など、様々なエリアでWi-Fiスポットを設置しているので、契約しているデータ通信量を大幅に節約することができる。

ビッグローブでは、プレフィックス回線を使用することで通話料が半額になるアプリ「BIGLOBEでんわ」を配信している。「BIGLOBEでんわ」では、月額650円で2,400円相当の通話ができる「BIGLOBE でんわ 通話パック60」をオプションで提供している。通話が多い方は「BIGLOBE でんわ 通話パック60」を付けることでお得に利用できるメリットがある。

BIGLOBE SIMの料金プラン
プラン データSIM 通話SIM
音声通話スタートプラン(1GB) 1,400円
エントリープラン(3GB) 900円 1,600円
ライトSプラン(6GB) 1,450円 2,150円
12ギガプラン(12GB) 2,700円 3,400円
  • OCN モバイル ONE

NTTコミュニケーションズがドコモのMVNOとして提供している格安SIMサービス「OCN モバイル ONE」は、全プランで3日間の速度制限なしで利用できる。

「OCN モバイル ONE」では、公衆無線LANサービスを期間限定のトライアルサービスとして提供している。2016年3月31日までの期間限定で、約4万8千箇所のWi-Fiスポットを無料で利用できる。認証に成功したクライアントのみにネットワークキーを配信する認証方式「IEEE802.1X」と強度の高い暗号化方式「AES」を採用することで、セキュリティレベルの高い通信を行うことができる。

OCN モバイル ONEでは、NTTコミュニケーションズが配信しているスマートフォンアプリで発生するデータ通信は通信容量にカウントしない「カウントフリー機能」を提供している。「050 plus」や、「マイポケット」、「OCNモバイルONEアプリ」などのNTTコミュニケーションズのアプリは、どれだけ使用しても通信量にカウントされることがない。また、IP電話アプリ「050 plus」は、月額基本料無料で利用できる特典が付く。

OCNモバイルONEの料金プラン
プラン データSIM 通話SIM
110MB/日コース 900円 1,600円
170MB/日コース 1,380円 2,080円
3GB/月コース 1,100円 1,800円
5GB/月コース 1,450円 2,150円
10GB/月コース 2,300円 3,000円
500kbpsコース(15GB) 1,800円 2,500円

更新日:

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