格安SIMの選び方(データ専用SIM編)

データ専用SIMとは、データ通信のみ利用できるSIMカードこと。音声通話には対応していない。

データ専用SIMはこんなユーザーにおすすめ

キャリアメールを利用している
MNOからMVNOにMNPで乗り換えると今まで使用してきたキャリアメールが使えなくなるため、ガラケー(フューチャーフォン)を通話とメール専用にし、MVNOのデータ専用SIMをスマートフォンに挿して利用する。端末が2台になりかさばるが、データ通信費を減らすことができる。
モバイルルーターとして使用する
モバイルルーターにSIMを挿す、もしくはスマートフォンやタブレットのテザリング機能を利用してモバイルルーターの替わりとして利用する。容量無制限プランを契約すれば、固定回線を引く必要がなくなる。3日366MBの通信制限があるMVNOでは規制後の通信速度が低下するので、プラン選びは注意が必要。
LINEなどのSMS認証用に使う
SMS付きのデータSIMを利用することで、アカウントの登録にSMS認証を必要とするサービスが利用できる。多くのプランは有料オプションとして提供しているが、「UQ mobile」など標準でSMSが付いているMVNOもある。
短期間で使用する
データ専用SIMは、契約期間の縛りがない料金プランが多い。海外在住者が日本へ一時帰国した場合など、短期間の利用に向いている。
利用はインターネット中心で、通話をほとんどしない
音声通話分の料金が不要になるので、通信費を抑えることができる。IP電話アプリを使用すれば、品質は落ちるが通話は可能。

スポンサーリンク

音声通話はIP電話アプリで代用

データ専用SIMでは、090や080で始まる音声通話を利用することができないが、050で始まるIP電話アプリを代用して音声通話を行うことが可能だ。

IP電話アプリは、インターネット網を使用しているので遅延やノイズが多いといったデメリットはあるが、アプリ間同士の通話が無料になる他、ケータイや固定電話へも格安料金で通話できるメリットがある。

OCN モバイル ONE」や「BIGLOBE LTE・3G」「mineo」は、自社のIP電話サービスの基本使用料が無料になる。そのほかのMVNOでも基本使用料無料のサービスが多い。音声通話をほとんど利用しないユーザーは、通話が必要になる場合に備えてIP電話アプリをインストールしておくとよいだろう。

短期間の使用ならプリペイドSIMがおすすめ

海外からの一時帰国時や訪日外国人など短期間の使用には「プリペイドSIM」が向いている。データ専用SIMは、本人確認が義務付けられていないので、プリペイドSIMは簡単な手続きで利用することができる。

家電量販店で購入できる「IIJmioプリペイドパック」は、電話で利用開始手続きを済ませると3分程度で開通することができる。また、通常の月額プランにアップデートすることも可能だ。

MVNOの月額プランは、クレジットカード以外の支払い方法を用意していない場合が多い。クレジットカードを持たないユーザーは、プリペイドSIMを利用するとよいだろう。

アンテナピクト問題とセルスタンバイ問題

アンテナピクト問題とは?

「アンテナピクト問題」とは、電波が届いていて通信が可能な状態なのに、電波の受信状態を表示するディスプレイ上部のアイコンが圏外になる現象のこと。

セルスタンバイ問題とは?

セルスタンバイ問題とは、androidのプロセス「セルスタンバイ」で圏外時間が100%になること。電池使用量が増大し、バッテリーの消耗が激しくなる。

国内の携帯電話は、音声通話とデータ通信に別々の通信方式を採用している。音声通話とデータ通信を行うには、端末の位置情報を携帯基地局に登録する必要がある。

SMS機能が無いデータ通信専用SIMは、データ通信のパケット交換方式の位置情報のみを登録すればよく、音声通話の回線交換方式の位置情報は登録する必要がない。ところが、SMS機能が無いデータ通信専用SIMは、回線交換方式の位置情報の登録も試みるので、登録に失敗し、何度も登録し直すことでバッテリー消耗が激しくなってしまう。登録に失敗するのでアンテナピクトも圏外になってしまう。

アンテナピクト問題とセルスタンバイ問題が発生する端末

SMS機能が無いデータ通信専用SIMを使用した場合、端末によって片方だけ発生する場合と両方発生する場合がある。ドコモ系のMVNOのSIMをドコモ端末で使用する場合、一部の古い3G端末では、アンテナピクトが表示されないことが多い。LTE対応端末でもアンテナピクトは表示されるが、セルスタンバイで圏外時間が100%になることがある。

SIMフリースマートフォンでは、「ASUS ZenFone 5」や「LG G2 Mini」など、格安SIM(MVNO)が注目された2014年以降に発売された機種は、問題が発生しない場合が多い。「iPhone」もアンテナピクトが正しく表示されない。

IIJmioなどのMVNOは、端末の動作確認を行っており、webサイト上で検証結果を公表しているので購入前にチェックしておくとよいだろう。

更新日:

格安スマホ(SIM)の選び方
格安スマホ(SIM)とは?
格安スマホ(SIM)のメリットとデメリット
  • Strong Point
  • Weak Point
MVNOとMNOとMVNE

ocn docomo iij

格安SIMの通信量の目安と節約方法
格安SIMの通信速度
SIMカードの種類
データ専用SIMの利用方法
格安SIMの音声通話サービス
格安スマホの通話定額サービス
Wi-Fiスポットを利用できる格安SIM
サポート編
割引サービス編
  • Smartphone
  • Internet
  • Shopping
MVNO各社の直近3日間の通信速度制限